男の大敵!AGAの予防

AGAについて(男性型脱毛症)

AGAとは、androgenetic alopecia(アンドロジェネティックアロペシア)の略で、
男性型脱毛症のことです。AGAは男性ホルモンの働きが大きく関与した脱毛症であり、
近年の研究成果により、その特徴や脱毛に至るまでのメカニズムがあきらかにされてきています。また、AGAは「進行性の脱毛症」であり、放っておくとどんどん症状が悪化していきます

AGAは進行性の脱毛症放っておくと悪化します!

AGAを引き起こすのは活性型男性ホルモン

男性ホルモンは、男性の特徴を顕著にする骨格や筋肉の発達、体毛を濃くするために働くホルモンで、いくつか種類がありますが、脱毛に関連するのはテストステロンジヒドロテストステロンの2種類です。
テストステロンには髪を脱毛させる作用は殆どありませんが、5α‐リダクターゼの働きによりジヒドロテストステロンになると脱毛させる作用がテストステロンの10~30倍となり、これが毛根に作用すると毛乳頭を委縮して脱毛に至ります。
また、ジヒドロテストステロンは加齢や喫煙、ストレスを感じる事により分泌量が増えることが知られています。

5α‐リダクターゼは、男性ホルモンの脱毛作用を強力にするいわばドーピング剤のようなものです。

貴方はAGAでは・・

前頭部の髪をかき上げたとき、生え際より少し手前に産毛がまばらにありませんか?
ある場合は、生え際が後退している証拠(AGAの兆候)です。

細く短い産毛のような抜け毛の割合が多い(3本中2本)とAGAの疑いがあります。

AGAは遺伝的要因が強い

AGA関連遺伝子はX染色体上にある

男性の場合、AGA関連遺伝子があるX染色体は必ず母親から受け継ぐ

母親や母方の祖父母に薄毛の人がいるとAGAの発症率は高くなる

※父親の脱毛が関連することも知られています

ヘアサイクル

髪のヘアサイクルは、大きく「成長期」「退行期」「休止期」「新生期&脱毛期」にわけられます。正常なヘアサイクルをたどると、髪は成長期において太く長く成長し、退行期へ向かいますが、ヘアサイクルが乱れると(AGAヘアサイクル)成長期が短くなり、髪が十分に成長しないまま退行期へ向かいます。このようにAGAヘアサイクルでは、成長期が短くなるため、髪の細毛化・抜け毛につながります。

根気強くスキャルプケアを続けましょう

退行期・休止期にある髪が成長期に入り、目に見える長さまで成長するには約6か月かかります。AGAに対するケアの成果を確認するためには、最低でも6か月は継続してスキャルプケアを行いましょう。
また、AGAは進行型の脱毛症です。現状を維持できているのであれば、それも大きな成果なのです。根気強くスキャルプケアを続けましょう!